お悩み別ガイド
ホームページはあるのに、問い合わせが来ない。
原因は「見た目」ではなく「設計」です。
数十万円かけてホームページを作った。デザインも悪くない。でも問い合わせフォームから連絡が来たことは、この1年でほぼゼロ——。このページでは、会社案内型と問い合わせ獲得型のホームページの違いと、検索やAI検索から見つかる状態をつくる考え方を、「すぐには効かない」という正直な前提込みで整理します。
「会社案内型」と「問い合わせ獲得型」は別物
ホームページには、実は2つの役割の違う型があります。多くの会社が持っているのは前者です。
- 会社案内型。会社概要、事業内容、代表挨拶、アクセス。社名で検索した人(既に会社を知っている人)に向けた、いわばデジタルの会社パンフレットです。名刺代わりとしては立派に機能しますが、会社を知らない人はそもそも社名で検索しません。
- 問い合わせ獲得型。「外壁 ひび 補修 費用感」「相続した実家 売るか貸すか」のような、悩みの言葉で検索する人に見つけてもらい、答えを提供し、問い合わせにつなげる型です。入り口は社名ではなく悩みです。
問い合わせが来ない原因の大半は、デザインの古さではなくここにあります。悩みで検索する見込み客に対して、その悩みに答えるページが1枚も存在しない。だから検索結果に出ず、誰も来ず、フォームも使われない。入口がないのに出口(フォーム)だけがある状態です。
悩み別のページを増やして、「見つかる状態」をつくる
問い合わせ獲得型に変える中心は、「お客様の悩み1つにつき1ページ」で答えるページを増やしていくことです。塗装会社なら「雨漏りの応急処置」「築20年の外壁の見極め」、税理士事務所なら「初めての決算で何を準備するか」。実際にお客様から何度も聞かれている質問が、そのままページの題材になります。
この構造は、GoogleやYahoo!の検索だけでなく、ChatGPTなどのAI検索(AIに質問して答えてもらう探し方)にも効きます。AIが回答の根拠として引用するのは、質問に具体的に答えているページです。実は、いまご覧いただいているこのガイドも同じ考え方で作られています。「電話対応がつらい」「集計に時間がかかる」という悩みごとに1ページずつ答える——当サイト自身がこの設計の実例です。
来た人を逃さない:問い合わせの敷居を下げる
入り口を増やすのと同時に、出口の敷居を下げます。ページに人が来ても、問い合わせの心理的ハードルが高ければ帰ってしまいます。
- フォームの項目を絞る。名前・連絡先・用件の3つで十分です。会社名・部署・住所・電話・きっかけ……と10項目並ぶフォームは途中で閉じられます。
- 送信後に何が起こるかを書く。「2営業日以内にメールでご返信します」「しつこい営業はしません」の一文が、送信ボタンを押す不安を下げます。
- LINEを併設する。フォームは「正式な問い合わせ」の重さがあります。「ちょっと聞きたいだけ」の人にはLINEの方が敷居が低く、写真も送れます。
- 各ページの下に導線を置く。悩みのページを読み終えた場所に相談への入り口がなければ、トップに戻って探してはくれません。
こんな会社に向いています / 向いていません
| 向いている | お客様から繰り返し聞かれる質問がある/商圏や専門分野が明確で「悩み×地域・分野」の検索がされる商売/中長期で問い合わせの土台を育てる意思がある/現場の知見はあるのに発信していない |
|---|---|
| 効果が限定的 | 数週間以内に売上が必要(広告や既存客施策が先)/お客様がインターネットでほぼ調べない商流(既存の紹介・入札のみ等)/ページを増やす体制も外部の手も確保できない |
記事づくりにはAIが使えますが、丸投げで量産した一般論ページは検索でも読者にも選ばれにくくなっています。「現場で実際に答えている内容」を素材に、AIには文章化と構成を手伝わせる。この分担が現実的です。
よくある質問
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ホームページを作り直せば問い合わせは来ますか?
デザインの作り直しだけでは、来ない原因はほぼ解消しません。問い合わせが来ない主因は見た目ではなく、「お客様が検索する言葉に答えるページがない」ことです。作り直すなら、悩みに答えるページ群と問い合わせ導線を設計に含めることが条件です。
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ページを増やせば、どのくらいで効果が出ますか?
正直にお伝えすると、すぐには効きません。検索経由の流入が育つには一般に数か月単位の時間がかかり、確約もできません。即効性が必要な場合は広告や既存客への案内など別の手段を併用し、ページづくりは中長期の資産づくりとして位置づけるのが誠実な見方です。
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記事はAIに書かせてもいいのでしょうか?
下書きには使えますが、丸投げは逆効果になりがちです。どこにでも書いてある一般論だけのページは、検索でもAI検索でも選ばれにくく、読んだ人の信頼にもつながりません。自社の商売で実際によく聞かれる質問、現場で答えている内容を素材にして、AIには文章化を手伝わせる使い方が現実的です。
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問い合わせフォームはあるのに送信されません。なぜですか?
フォームの敷居が高いことが多いです。入力項目が10個ある、「お問い合わせ」の一言だけで何を書けばいいか分からない、送信後に何が起こるか書かれていない、などです。項目を名前・連絡先・用件に絞り、「2営業日以内にご返信します」と明記するだけでも変わります。LINEの併設も敷居を下げます。
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AI検索(ChatGPTなどでの検索)にはどう対応すればいいですか?
特別な裏技はありません。質問に対して具体的に答えているページ、どこの誰が書いたか分かるページが引用されやすい傾向にあります。つまり従来の検索対策と同じで、「お客様の悩みに具体的に答えるページを増やす」ことがそのままAI検索への備えになります。
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